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展示会お役立ちコラム

素通りされないブースへ。展示会の声かけ・呼び込みのコツ

展示会で一番むずかしいのは、実は「最初のひと声」かもしれません。売り込みっぽくなるのは嫌だし、無視されたら気持ちが折れる——そんな理由で、ブースの奥に立ち尽くしてしまう担当者はとても多いものです。でも、声かけには少しの型(コツ)があります。この記事では、初めての出展でも自然に足を止めてもらえる呼び込みの考え方を、具体的なセリフや立ち位置まで含めて解説します。読み終えるころには、初日の朝に何をすればいいかがはっきりイメージできるはずです。

「いらっしゃいませ」ではなく「質問」で始める

挨拶だけの声かけは、来場者からすると返事のしようがなく、そのまま通り過ぎられてしまいます。効果的なのは、相手の課題にそっと触れる短い質問です。たとえば「〇〇の管理、いまは手作業でされていませんか?」「△△でお困りの点はありませんか?」というように、自社サービスが解決できるテーマをひとつだけ選び、質問の形にしておきましょう。ポイントは、質問を一種類に絞り込むこと。あれもこれもと欲張ると、かえって伝わりません。反応があった人には、続きを30秒で話せる短いトークをあらかじめ用意しておくと、会話が途切れずに済みます。

立ち位置と姿勢で「入りやすさ」は決まる

実は、声をかける前の「立ち方」で来場者の入りやすさは大きく変わります。スタッフがブースの奥で腕を組んで並んでいると、それだけで壁のような空気になり、興味を持ちかけた人も引き返してしまいます。基本は、通路側に半歩だけ出て、体を通路に向けること。複数人で入口を塞がないこと。座りっぱなしやスマホの操作は、せっかくの見込み客を遠ざける行為です。ブースの「表情」は、装飾よりもむしろスタッフの立ち方でつくられます。ブースの動線設計そのものについては、ブース内の商談スペースのつくり方もあわせて読むと、人の流れがつくりやすくなります。

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システムブース28万円〜
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いずれも1小間(3m×3m)・税別。照明込みで、ターポリンやパネルなどの装飾は別料金です。

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全員に売り込まない、という割り切り

来場者のなかには、本気の検討者もいれば、情報収集だけの人、競合の視察、たまたま通りかかっただけの人もいます。全員に全力で売り込む必要はありません。むしろ、最初の短い会話で「自社の目的に合う相手かどうか」を見極め、違いそうならパンフレットを渡して気持ちよく見送る。この割り切りこそが、本命との商談にじっくり時間を残すコツです。声かけの目的は「一人でも多くに話すこと」ではなく、「話すべき相手と、深く話すこと」だと考えると気持ちが軽くなります。

やりがちなNGと、置き換えたいOK

頭では分かっていても、当日は緊張してつい逆のことをしてしまいがちです。よくあるNG行動と、その場で置き換えられるOK行動を表にまとめました。初日の朝、スタッフ全員でこの表をさっと確認してから立ち上がると、動きが揃います。

ありがちなNG置き換えたいOK
「いらっしゃいませ」だけ連呼課題に触れる質問を一つだけ投げる
奥で腕組み・座ったまま通路側に半歩出て体を通路へ向ける
全員に長々と説明30秒で見極め、合う人に絞る
複数人で入口に固まる入口は一人、対応中は交代する
スマホ・内輪の雑談手を空け、通路に視線を向ける

呼び込みは「ブース全体」で仕掛ける

声かけはスタッフの努力だけに頼るものではありません。遠くからでも一目で「何の会社か」が伝わるキャッチコピーや、思わず足を止めたくなる実演・サンプルの配置があれば、声をかける前の段階で来場者のほうから近づいてきてくれます。目安として、通路を歩く人が3〜4メートル手前で内容を理解できるかどうかが一つの基準です。ブースの見せ方の工夫は、これまでの施工事例を眺めると具体的なヒントが得られます。装飾と声かけは、どちらか一方ではなく、セットで集客を支えるものだと考えてください。

よくある質問

Q. 声をかけても無視されると心が折れます。どうすれば?

A. 無視は「あなた個人の否定」ではなく、来場者が別の目的で急いでいるだけ、と割り切りましょう。反応率は数割あれば上々です。初日の午前中を練習の時間と考えて、まずは数をこなすと、午後には自然に声が出るようになります。断られた回数ではなく、良い会話ができた回数を数えるのがおすすめです。

Q. どのくらいの人数でブースに立てばいいですか?

A. 1小間(幅約3m)であれば、常時2〜3名が目安です。声かけ役と、興味を持った人を対応する役を分けると、機会を取りこぼしません。ただし全員が入口に固まると逆効果なので、対応中は交代しながら通路側を一人は空けておきましょう。

Q. トークスクリプトは用意すべきですか?

A. 一言一句の台本より、「最初の質問」「反応があったときの30秒トーク」「見送りの一言」の3つだけ決めておくと十分です。あとは相手に合わせて崩したほうが自然に聞こえます。初日終わりに反応の良かった言い回しを共有すると、2日目以降の精度が上がります。

まとめ

質問で始める、通路側に半歩出る、全員を追わない。この3つを意識するだけで、声かけの成功率と心の余裕は大きく変わります。そして忘れてはいけないのが、声かけはブースの装飾や見せ方と一体だということ。遠くからでも伝わるデザインがあれば、スタッフの負担はぐっと軽くなります。初日の朝に一度だけ肩の力を抜いて、練習のつもりで数をこなしてみてください。午後にはきっと、自然な笑顔で声が出せるようになっているはずです。

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