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展示会お役立ちコラム

コーポレートカラーは、どこまで使う? 展示会ブースの配色の決め方

「うちのコーポレートカラーは青だから、ブースも青で」。展示会ブースの打ち合わせで、いちばんよく出てくる一言です。ところが実際に会場へ行くと、青いブースが並んでいて自社だけが埋もれていた、という話も同じくらいよく聞きます。

通路を歩く来場者が最初に受け取る情報は、社名でもキャッチコピーでもなく「色の面積」です。この記事では、色をどの面積で使い分けるか、コーポレートカラーをどこまで使うか、印刷と実物の色がずれる理由までを整理します。

通路から見えているのは、文字ではなく色の面積

通路の両側には何十社ものブースが並びます。来場者が1つのブースを視界に入れている時間は、歩きながらなら1〜2秒。この間に読めるのはせいぜい社名くらいで、細かい説明文はまず届きません。

だからこそ、遠くから効くのは色です。壁高さ2,700mm前後のブースなら、通路の反対側からでも壁面の色は視界に入ります。「何色のブース」として認識してもらえるかどうかが、立ち止まりの入口になります。

70:25:5で考える。配色バランスの目安

迷ったら、面積比で考えると一気に整理できます。目安は、ベースカラー70%・メインカラー25%・アクセントカラー5%。この3層に役割を割り振ります。

層面積の目安使う場所選び方
ベース約70%壁面の大部分、天井、什器の本体白・黒・グレー・木目など。展示物が映える色
メイン約25%社名サインの帯、カーペット、什器の天板コーポレートカラー。会社を思い出してもらう色
アクセント約5%見出し文字、キャッチコピー、什器のラインメインの反対側の色。1色だけに絞る

よくある失敗は、コーポレートカラーをベース(70%)に使ってしまうことです。壁一面が強い色になると、その前に置いた展示物やパネルが色に負けて見えなくなります。会社の色は「25%で効かせる」くらいがちょうどよく、残りは展示物を引き立てる背景に回すのが基本です。展示物の絞り方は全部並べても、伝わらない。展示会に持っていく展示物と実演の決め方もあわせてどうぞ。

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1小間のブース、いくらでつくれる?

壁だけプラン18万円〜
システムブース28万円〜
木工ブース(参考価格)72万円〜

いずれも1小間(3m×3m)・税別。照明込みで、ターポリンやパネルなどの装飾は別料金です。

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コーポレートカラーが使いにくい色だったら

淡いパステル、蛍光色、彩度の高い黄色など、そのまま大面積に使うと読みづらくなる色もあります。無理に押し通す必要はありません。

  • 面積を減らして濃度を上げる:社名サインの帯だけに使い、代わりに文字を大きくする
  • 同系色で深い色をつくる:水色が指定色なら、壁は濃紺にして水色をアクセントに回す
  • 白背景に色を「置く」:白ベースにしてロゴまわりだけ原色にすると、色は正しく伝わって視認性も落ちない

社内のブランドガイドラインがある場合は、色番号(DICやPANTONEなどの番号)を装飾会社に共有してください。「青」ではなく番号で伝えるだけで、仕上がりのブレは大きく減ります。

印刷した色と、思っていた色が違う理由

ターポリンやパネルのグラフィックは、多くがCMYKでのインクジェット出力です。画面(RGB)で見ていた鮮やかな色は、印刷では再現しきれないことがあります。とくに鮮やかな青緑・オレンジ・蛍光系はくすんで見えやすい色です。

気になる色は、本番と同じ素材で小さく試し出力してもらえないか装飾会社に相談を。A4程度でも、実物を手元で見ておくと当日の驚きは防げます。

さらに、会場の照明でも色の見え方は変わります。同じ白でも、電球色(3,000K前後)の下では黄みがかり、昼白色(5,000K前後)の下では青白く見えます。スポットライトを何灯どこに当てるかで、壁の色の印象は想像以上に動きます。照明の考え方は明るくすれば目立つ、ではない。展示会ブースの照明の考え方を参照してください。

見落としがちなのが床です。カーペットは面積が大きく、ブース全体の色調を決めてしまいます。壁と床で色を戦わせず、どちらかを引かせるのが鉄則です。床は「最後に決めるもの」ではない。展示会ブースのカーペット・置き床の選び方もどうぞ。

隣のブースは選べない。それでも埋もれないために

小間位置は抽選や主催者の割付で決まることが多く、隣に何色のブースが来るかは事前に分かりません。だからこそ、色そのものより「明度差」で勝負するのが現実的です。

周囲が白っぽいシステムブースばかりの展示会なら、濃い色の壁にするだけで存在感が出ます。逆に黒や濃色が多い展示会なら、白ベースに一点だけ強い色を置くほうが目立ちます。出展を決めた展示会の公式サイトで、前回の会場写真を見ておくと当たりがつきます。

どんな配色が会場で機能しているかは、施工事例ページで他社ブースと並んだ状態の写真を見ると分かります。

よくある質問

Q. 使う色は何色までに抑えるべきですか?

ベース・メイン・アクセントの3色までをおすすめします。4色以上になると、通路からは「色が多いブース」としか認識されず、どの色が会社を表しているのかが伝わりません。

Q. 白いレンタルの基礎小間のままでも大丈夫ですか?

問題ありません。ただし白ばかりでは埋もれるため、社名サインの帯とカーペットの2か所に色を入れるだけでも印象は大きく変わります。当社の「NEIGHBOR」なら、壁だけプランが1小間180,000円〜/2小間280,000円〜、システムブースが1小間280,000円〜/2小間420,000円〜、木工ブースが1小間720,000円〜/2小間1,050,000円〜(参考価格・照明込み。ターポリンやパネル等の装飾は別料金)です。

Q. 色の指定は、いつまでに決めればいいですか?

グラフィックの出力には制作期間が必要なため、遅くとも会期の3〜4週間前には確定しておきたいところです。塗装が入る木工ブースはさらに前倒しになるので、装飾会社に締切を最初に確認してください。

まとめ

配色はセンスの話に見えて、実際は面積配分のルールです。ベース70%で展示物を引き立て、メイン25%で会社を思い出してもらい、アクセント5%で見てほしい一点に視線を集める。この3層で考えれば、コーポレートカラーをどこに使うかは自然と決まります。

あとは色番号で伝え、素材と照明で見え方が変わる前提で早めに確定させる。それだけで「イメージと違う」という当日のがっかりはほとんど防げます。

東京フィルムアートでは、初めての出展でも安心の展示会ブース装飾サービスを提供しています。イメージ図を選ぶだけで概算見積もりがつくれる「NEIGHBOR」もぜひご活用ください。

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